
普遍的な素材の質感
昨年、ベルギー・オランダ国内へデザイン研修の目的で渡欧する機会がありました。200年、300年以上もの年月を経た建物を市民と行政が一丸となって保存していこうという動きに感動を覚え、帰国後は「保存文化の重要性」を意識し、時を経ても豊かな表情で残せる素材にこだわり仕事を進めるようになりました。今回ご紹介するのは、私が担当させていただいた住宅の玄関廻りや外構アプローチの事例です。時を経ても普遍的な素材の質感を残せる仕上げを意識しました。
壁面の素材はイギリスの古城に使われていたレンガをスライスし、仕上げに利用しました。こうしてみると、草花と古レンガの相性は「おしどり夫婦のような関係」だと思いませんか? イングリッシュガーデンがお好きなお施主様にそうおすすめしたところ、大変喜んでいただけました。
古城に使用されていたレンガのため、長年の風化度合いや鉄砲弾の貫通穴が開いているものなど、表情がさまざま。1つ1つ個性豊かな「人」のような感じがします。立地としては建築家プロデュースの大型分譲地で街並み統一のため外構などの厳しい規制が設けられていましたが、街並みに溶け込む仕上がりになったと思います! 近くにお住まいの方々もお散歩のついでに楽しく眺めていただければうれしいですね。
周辺にお住まいの方々が覗いて行かれたり、専門業者の方が写真を撮らせてほしいと訪問に来られるとのことで、嬉しい限りです。草花の成長とともに雰囲気も変化していくのが、これからますます楽しみです!
セキスイ デザインプロジェクトの活動レポート
「デザインプロジェクトって一体何をやっているの?」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。そこで、今回はデザインプロジェクトの活動の一部をご報告します。
デザインプロジェクトのデザイナーたちは2ヶ月に1回集結し、ミーティングを行なっています。 全国の拠点を持ち回りで行い、お互いのリフォーム事例を共有したり、デザイナー自身の能力向上のために地域の建築物を見学・考察するなど、内容は盛りだくさん!先日は、セキスイファミエス福島支社にてデザインプロジェクトミーティングが開催されました。私、今村は、九州熊本からはるばる東北福島へ。今回はこのミーティングの模様をレポートいたします。
その後見学したのは、デザインプロジェクト福島エリアのデザイナー、小島さんのリフォーム事例。築100年以上の古民家再生です。驚きだったのは、古い梁と茅葺き屋根を生かすアイデア。古いものを活用する心、環境への高い意識を感じました。寒さが厳しい土地ならではの工夫も詰まっていて、熊本の私にとっては新鮮な刺激も。 小島さんの事例はこちらからご覧ください。
というわけで、デザインプロジェクトの活動の一端をご理解いただけましたでしょうか?私たちデザイナー同士、このようにエリアを越えて刺激し合っています。全国を飛び回るのは大変ですが、いろんな街並みを見学できるのもよい機会。ここで得たものを糧に、皆様にますますよいご提案ができるよう、日々精進しております。
デザイナー
カテゴリー
月別アーカイブ














