背景と国の動き
現在、日本の住まいの断熱化は各国に比べ
遅れをとっている状況ですが、
省エネ化とともに、
国をあげて普及が推進されています。

夏をもって旨とすべし
日本の住宅は、「夏をもって旨とすべし」と言われているように夏の高温多湿な気候をしのぐために、風通しを優先する家づくりをする必要がありました。
それは、クーラーのない時代であったから選択せざるを得なかった家づくりですが、現代においてはこの背景があってのことか、他の国とくらべて省エネ性能・断熱性能の改善が遅れることになっています。住宅の性能が不足していることは、エネルギー消費増につながるだけでなく、さまざまな悪影響があります。
高断熱な「樹脂窓」の普及率
住宅ストック(既に建っている住宅)における断熱仕様
実際に、現状の住宅ストックにおいて、「高断熱」に該当する住宅は、わずか1割にとどまっています。
「我が国の住宅ストックをめぐる状況について_住宅ストック約5,000万戸の断熱性能平成29年度」を加工して作成
住まいの性能を示す断熱等級とは?
断熱等性能等級は2つの数値で規定されますが、そのひとつが外皮平均熱貫流率(UA値)。室内と外気の熱の出入りのしやすさを示す指標で、UA値が小さいほど住宅の断熱性が高く、断熱等性能等級も上がります。右記グラフにあるように、この断熱等性能等級の基準は年々高くなってきています。
ZEHとは
Net Zero Energy Houseの略で、年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)と再生可能エネルギーの発電量がほぼ等しい、つまり年間の一次エネルギー収支ゼロを目指した住まいのこと
- 実現にはZEH基準の断熱性能に加え、省エネ・創エネ設備の導入が必要。
- 実際の使用環境によってはゼロ以下にならない場合があります。
- 省エネ基準比
2050年カーボンニュートラルに
向けた取り組み
(住生活基本法・住生活基本計画)
「住生活基本法」にもとづく令和3年の住生活基本計画では、具体的な目標数値として、「住宅ストックのエネルギー消費量の削減率(2013年比)」を2030年までに18%とする成果指標が掲げられ、実現に向けたさまざまな補助金にも注目が集まっています。
2050年カーボンニュートラルの実現目標にむかって「ZEH」の普及拡大が国の大きな後押しのもと推進されています。
取組の強化
が必要不可欠
ZEH・ZEB水準の
省エネ性能の
確保を目指す
ZEH・ZEB
(ネットゼロ・エネルギー・
ハウス/ビル)
水準の省エネ性能の
確保を目指す
2030年までにエネルギー消費量削減率を
18%とする成果指標を設定




